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FlexWikiのライセンス

これはもしかしたらOSD準拠なのでは。だとしたら以前のコメントは誤りだなあ。

以下、ざっくりと

ソフトウェアを販売あるいは無料で頒布することを制限してはなりません。
最初に"You may use the Software for any commercial or noncommercial purpose, including distributing derivative works."って書いてあるし、2項にもソフトウェアの頒布について書いてあるので、これは許可されていると言うことだろう。
コンパイル済形式と同様にソースコードでの頒布も許可されていなければなりません。
2項に"if you distribute the Software in source code form, ..."と書いてあるってことは、これも許可されていると言うことだろう。
ライセンスは、ソフトウェアの改変と派生ソフトウェアの作成、並びに派生ソフトウェアを元のソフトウェアと同じライセンスの下で頒布することを許可しなければなりません。
最初に書いてある"derivative works"は改変・派生ソフトウェアを含むんだろう(含んで当然と思うけど、法律用語はよくわからないというのが正直なところ)。派生物のライセンスについては書かれていないが、制限事項に関しても書かれていないので、派生物を同じライセンスで配布することも許可されていると言うことだろう。
バイナリ構築の際にプログラムを改変するため、ソースコードと一緒に「パッチファイル」を頒布することを認める場合に限り、ライセンスによって改変されたソースコードの頒布を制限することができます。
頒布制限については何も書いてないので、制限しないってことだろう。
ライセンスは特定の個人やグループを差別してはなりません。
そのようなことは書かれていない。誰でも使えると思われる。
ライセンスはある特定の分野でプログラムを使うことを制限してはなりません。
そのようなことは書かれていない。どんな目的でも使えると思われる。
プログラムに付与された権利はそのプログラムが再頒布された者全てに等しく認められなければならず、彼らが何らかの追加的ライセンスに同意することを必要としてはなりません。
追加的ライセンスやNDAやその類のことは書かれていない。
プログラムに付与された権利は、それがある特定のソフトウェア頒布物の一部であるということに依存するものであってはなりません。
MS製品とか.NET Frameworkとかに限定するとは書かれていない。
ライセンスは、そのライセンスが適用されたソフトウェアと共に頒布される他のソフトウェアに制限を課してはなりません。
そのようなことは書かれていない。
ライセンス中に、特定の技術やインターフェースの様式に強く依存するような規定があってはなりません。
そのようなことは書かれていない。

OSDに書かれてない事でライセンスに書かれていることは、特許(patent)とか法律とか裁判とかに関して責任を負わないといったことのようだ。

うーん、やっぱりOSD準拠じゃん。Shared Sourceといってもひとくくりにはできないな。OSIのサイトにはOSCON 2001でのスピーチとかShared Sourceについての主張とかが載ってるけど、「例外もある」と思っておかないといけないな。